砥石城(といしじょう)・その2
●所在地 岡山県瀬戸内市邑久町豊原
●高さ 標高120~130mか
●築城者 宇喜多氏
●遺構 郭・堀切等
●登城日 2013年2月23日
◆解説(参考文献『日本城郭体系第13巻』『宇喜多秀家 備前物語・津本陽著』等)
前稿に引き続いて砥石城をとりあげるが、今稿は本城から南西にある尾根先端部に築城された出丸をとりあげたい。
【写真左】砥石城出丸遠望
出丸は本城より20~30mほど少し高いようだ。
前稿でも紹介したように、出丸に向かうには本丸のある尾根を南に進み、その尾根筋から西に枝別れしたもう一つの尾根筋を辿っていく。
【写真左】砥石城出丸の縄張図
概要
長さ20m×幅13mの長方形の土壇築城の中心郭を設け、その尾根先側に比高3m下って幅広い腰郭を設け、その下に細長い帯郭と小さな腰郭を上段に構え、尾根続き側を幅6.5m、深さ3mの堀切で遮断している。
本城とは距離的にも離れ、独立した城砦として配置されていたため、これまでこの城砦が高取山城に比定されていたという。
【写真左】出丸に向かう分岐点
手前が砥石城本城に向かう道で、その奥は社に繋がる。この写真では右側の傾斜面から出丸に向かう道がある。
なお、途中までこの通は、高圧電線の鉄塔管理用となっている。
【写真左】最初のピーク
しばらく急坂の道が続いた後、このピークに出る。高圧電線が設置されその脇を抜け、北西の方向に尾根筋を進む。
隅の方に手造りの標識が枝に飾ってあるが、小さいので見過ごすかもしれない。
【写真左】ここから城域
砥石本城のような整備はされていないせいか、若干の踏面があるものの、注意して歩かないと、コースを外れそうだ。
【写真左】堀切
底部が長い形式の堀切で、当時はもう少し鋭角に抉ってあったものと思われる。
【写真左】主郭
雑木があるため、形状が分かりにくいが、長方形の形をしている。また、外周部には若干の土塁状の跡も見られる。
【写真左】出丸から砥石本城を見る。
枝木の間から北東方向に砥石城の本城を一部確認できる。
●所在地 岡山県瀬戸内市邑久町豊原
●高さ 標高120~130mか
●築城者 宇喜多氏
●遺構 郭・堀切等
●登城日 2013年2月23日
◆解説(参考文献『日本城郭体系第13巻』『宇喜多秀家 備前物語・津本陽著』等)
前稿に引き続いて砥石城をとりあげるが、今稿は本城から南西にある尾根先端部に築城された出丸をとりあげたい。
【写真左】砥石城出丸遠望
出丸は本城より20~30mほど少し高いようだ。
前稿でも紹介したように、出丸に向かうには本丸のある尾根を南に進み、その尾根筋から西に枝別れしたもう一つの尾根筋を辿っていく。
【写真左】砥石城出丸の縄張図
概要
長さ20m×幅13mの長方形の土壇築城の中心郭を設け、その尾根先側に比高3m下って幅広い腰郭を設け、その下に細長い帯郭と小さな腰郭を上段に構え、尾根続き側を幅6.5m、深さ3mの堀切で遮断している。
本城とは距離的にも離れ、独立した城砦として配置されていたため、これまでこの城砦が高取山城に比定されていたという。
【写真左】出丸に向かう分岐点
手前が砥石城本城に向かう道で、その奥は社に繋がる。この写真では右側の傾斜面から出丸に向かう道がある。
なお、途中までこの通は、高圧電線の鉄塔管理用となっている。
【写真左】最初のピーク
しばらく急坂の道が続いた後、このピークに出る。高圧電線が設置されその脇を抜け、北西の方向に尾根筋を進む。
隅の方に手造りの標識が枝に飾ってあるが、小さいので見過ごすかもしれない。
【写真左】ここから城域
砥石本城のような整備はされていないせいか、若干の踏面があるものの、注意して歩かないと、コースを外れそうだ。
【写真左】堀切
底部が長い形式の堀切で、当時はもう少し鋭角に抉ってあったものと思われる。
【写真左】主郭
雑木があるため、形状が分かりにくいが、長方形の形をしている。また、外周部には若干の土塁状の跡も見られる。
【写真左】出丸から砥石本城を見る。
枝木の間から北東方向に砥石城の本城を一部確認できる。