相方城(さかたじょう)
●所在地 広島県福山市新市町大字相方
●登城日 2007年11月19日
●築城期 永禄年間~天正初年(1558~73)
●築城者 有地氏
●築城者 有地氏
●標高/比高 191/170m
●遺構 郭、空堀、石垣、礎石等
●別名 佐賀田城・鬼ヶ滝加山城
広島県福山市の西端新市町にある山城で、現在の府中市との境界近くに築城されている。
城主とされている有地氏は、当地に勢を張っていた新市宮氏から分かれたものといわれている。天文年間(1532~55)以前の当主・宮元信の代に、兄弟の不和から弟の清元が宮氏を離れ、有地に出て有地氏を名乗った。
当時、宮氏は尼子方であったことから、有地氏は毛利氏につき、後に本家宮氏の攻撃に加わったといわれている。この戦いで本家宮氏は破れ、有地氏が跡を継ぎ、以後毛利氏麾下の部将として勢力を張った。
天正16年(1588)、秀吉の「諸国山城御停止」令により廃城となった。
天正16年(1588)、秀吉の「諸国山城御停止」令により廃城となった。
【写真左】相方城東郭群
西郭群から見たもの。
城跡の特徴としては、東西に伸びる尾根を利用し、その間に3本の空堀により約500mごとに区切り、それぞれ郭を配し、特に東・西の郭群に分けている
東・西郭群の間の空堀跡付近に設置されている。
訪れたこの日(2007年11月)は、上記施設の工事(改修工事か)が行われており、ただでさえ狭い駐車場に工事車両が数台停まっていて、確保するのに難渋したが、どうにか止めることができた。
遺構としては、中腹辺りから点在しているようなので、しっかりと見ようとすれば、車は下の方に停めて、歩きながら探訪した方がいいかもしれない。
写真は、東郭群の南方に残る石垣群で、見ごたえがある。また、植林されたモミジの紅葉がちょうどいい色づきをしていた。
写真は、東郭群の南方に残る石垣群で、見ごたえがある。また、植林されたモミジの紅葉がちょうどいい色づきをしていた。
左側が府中市側、右側が福山市になる。下方に見える川は、芦田川。
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