2009年1月1日木曜日

いい年でありますように(恭賀新年)

【写真上】福知山城
 近年改築されたものですが、できるだけ当時の建築技法や材料に沿ったものとしてできています。個人的には、天守閣のある改築版の城としてはトップクラスのものではないかと思っています。


☆新年明けましておめでとうございます☆

 さて、このブログも昨年、といっても、年も押しつまった12月29日立ち上げた、いわば出来立てホヤホヤの代物で、いまのところ海のものとも山のものとも分からない状態ですが、今年もよろしくお願いします。
 
 2009年の年も明けました。昨年は、いやここ数年、いやなことばかり続きます。日本に限らず、世界中がおかしくなってきたような感じです。

 このブログも「西国の山城」ということで、いわば戦(いくさ)のための要塞施設をテーマとしていますから、平和な時代の文化施設とは対極にあるかもしれません。 ただ、戦国武将すべてが好んで戦をしてきたとは思えず、むしろできるだけ乱世を終局に向かわせるべく、やむを得ず武力をもってやってきたのだ、と思いたいのです。

 しかし、結果として平安末期から江戸時代初期までの500年もの長い時間を費やして、戦や覇権による争奪戦が繰り広げられました。当時の言葉でいえば「安寧」を目指した代償があまりにも大きく、そして長すぎました。

 山城を探訪するたびに、「兵どもの夢の跡」という言葉を覚えます。現地に足を踏み入れ、そこに立っている足元に夥しい数の討死した武将の亡骸があったかと思うと、名状しがたい感慨があります。山城の探訪はある意味で、そうした武将たちへの鎮魂の旅ともいえるかもしれません。

 気ままな山城探訪ですから、更新も不定期です。気分転換にこの拙いブログをご笑覧していただければ、幸いです。

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