2009年5月29日金曜日

御城山城(おしろやまじょう)その2

御城山城(おしろやまじょう)その2

◆解説
 再び前稿の読者・城ノ助さんより、今度は4月に紹介した、島根県雲南市三刀屋町殿河内にある当城本丸跡に設置された記念碑と、縄張図を送っていただいたので紹介したい。

【写真左】宇佐輔景の顕彰碑
 管理人は当城の麓まで行ったが、道が分からず断念したが、城ノ助さんは本丸跡までたどりつき、ごらんの写真を撮った。








【左図】御城山城の縄張図
●宇佐輔景が活躍した南北朝期に当城の基礎ができていたと思われるが、島根県遺跡データベースによると、現在の遺構である郭・井戸・堀切り・虎口・搦手などは、ほとんど戦国時代に手が加えられているとのこと。










●これで見ると、管理人が途中まで向かった位置は、上部右に延びた郭の下付近までだったようだ。竪掘りが4本配置されているが、予想以上に念入りな設計に思える。

 ただ、戦国期の主だった史料の中に当城の名があまり出ていないので、実際の戦がどの程度あったものかわからない。

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