高見山城(たかみやまじょう)
●所在地 香川県小豆郡土庄町乙
●高さ 標高153m
●築城期 不明
●築城者 不明
●遺構 石垣・郭
●備考 高見山森林運動公園
●登城日 2012年9月23日
◆解説
高見山城は小豆島の南西土庄町にあって、現在「高見山森林運動公園・冒険の森」という施設の一角として整備されている。
【写真左】高見山城遠望
皇踏山城から見たもの。
この位置からみると、高見山城側が往古単独の島であったことが分かる。
前稿皇踏山城(香川県小豆郡土庄町淵崎)でも述べたように、当城に関する記録・文献などはほとんどなく、詳細は不明であるが、位置的にも当山が海城としての役目を負ったことは十分推測できる。
中世の頃は高見山側と、北東部(皇踏山)側の間は、瀬戸(海峡)が介在し、その間を往来する船などの監視を行う物見砦的なものがあったものと思われる。
【写真左】駐車場付近
南麓を走る本町小瀬土庄港線(254号線)側に公園行きの道があり、それを登っていくとこの駐車場がある。
ここから歩いて向かう。
備前国から讃岐国へ
ところでこの小豆島は現在香川県に属しており、旧国名では讃岐国の扱いをしているが、星ヶ城の稿で述べた、飽浦信胤が当城の城主となっていた段階(南北朝期)では、備前国に属していた。
その後、当時讃岐国の守護であった細川氏が、当城を落とした段階で、讃岐国に属することになる。しかし、細川氏がこうした領国支配の拡大を完遂したにも関わらず、江戸初期にいたるまで、小豆島は備前国の島としての扱いがしばらく続いたようである。
現在ではこれとは反対に、岡山県側(本土側)に接近している島々(直島・豊島など)は、殆どか香川県(讃岐国)に属している。
【写真左】ここから入ってみる。
広い登城道(車も通れるようだが関係者専用のようだ)をまっすぐ向かっていくコースもあるが、途中で見えたこの道標地点から向かう。
【写真左】登城道・その1
登城コースは色々あるようだが、今回は西側のからの登り道と合流し、そのまま東へほぼ直登するコースを選んだ。
【写真左】登城道・その2
途中からごらんの通り綺麗に管理された芝生の上を歩く。
【写真左】頂上部付近
傾斜はあるものの、気持ちのいい場所である。
【写真左】頂上部
おそらく主郭だったところと思われるが、現在は展望台などが設置されている。
南北5~10m幅で、東西に尾根が下る形となっている。
遺構については、公園化を図ったためか、ほとんど改変されているようで、確認は困難だ。
【写真左】北方に皇踏山城を見る
北方の眺望は期待できないが、前稿の皇踏山城の南面が見える。
【写真左】東方の小豆島町方面を見る
主郭(展望台)周辺の樹木があるため、余り眺望はよくない。
東方には星ヶ城山から南方に伸びた尾根が見える。
●所在地 香川県小豆郡土庄町乙
●高さ 標高153m
●築城期 不明
●築城者 不明
●遺構 石垣・郭
●備考 高見山森林運動公園
●登城日 2012年9月23日
◆解説
高見山城は小豆島の南西土庄町にあって、現在「高見山森林運動公園・冒険の森」という施設の一角として整備されている。
【写真左】高見山城遠望
皇踏山城から見たもの。
この位置からみると、高見山城側が往古単独の島であったことが分かる。
前稿皇踏山城(香川県小豆郡土庄町淵崎)でも述べたように、当城に関する記録・文献などはほとんどなく、詳細は不明であるが、位置的にも当山が海城としての役目を負ったことは十分推測できる。
中世の頃は高見山側と、北東部(皇踏山)側の間は、瀬戸(海峡)が介在し、その間を往来する船などの監視を行う物見砦的なものがあったものと思われる。
【写真左】駐車場付近
南麓を走る本町小瀬土庄港線(254号線)側に公園行きの道があり、それを登っていくとこの駐車場がある。
ここから歩いて向かう。
備前国から讃岐国へ
ところでこの小豆島は現在香川県に属しており、旧国名では讃岐国の扱いをしているが、星ヶ城の稿で述べた、飽浦信胤が当城の城主となっていた段階(南北朝期)では、備前国に属していた。
その後、当時讃岐国の守護であった細川氏が、当城を落とした段階で、讃岐国に属することになる。しかし、細川氏がこうした領国支配の拡大を完遂したにも関わらず、江戸初期にいたるまで、小豆島は備前国の島としての扱いがしばらく続いたようである。
現在ではこれとは反対に、岡山県側(本土側)に接近している島々(直島・豊島など)は、殆どか香川県(讃岐国)に属している。
【写真左】ここから入ってみる。
広い登城道(車も通れるようだが関係者専用のようだ)をまっすぐ向かっていくコースもあるが、途中で見えたこの道標地点から向かう。
【写真左】登城道・その1
登城コースは色々あるようだが、今回は西側のからの登り道と合流し、そのまま東へほぼ直登するコースを選んだ。
【写真左】登城道・その2
途中からごらんの通り綺麗に管理された芝生の上を歩く。
【写真左】頂上部付近
傾斜はあるものの、気持ちのいい場所である。
【写真左】頂上部
おそらく主郭だったところと思われるが、現在は展望台などが設置されている。
南北5~10m幅で、東西に尾根が下る形となっている。
遺構については、公園化を図ったためか、ほとんど改変されているようで、確認は困難だ。
【写真左】北方に皇踏山城を見る
北方の眺望は期待できないが、前稿の皇踏山城の南面が見える。
【写真左】東方の小豆島町方面を見る
主郭(展望台)周辺の樹木があるため、余り眺望はよくない。
東方には星ヶ城山から南方に伸びた尾根が見える。
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